夏至

2021年06月21日

今日は夏至。一年でいちばん昼が長い日。

先週は慌ただしい一週間でした。ある大学での社会課題解決PR企画研究の発表会、病院での定期健診、所属する団体の通常総会を無事に終えて、ホッとして迎えた朝です。

私の主治医の先生が7月から築地のがんセンターへ異動とのこと、入院したときから表情が緩むことはなく(医療者は感情を抑制すると聞きますが)なかなか真面目な印象の先生でした。この日は最後の診察日になりました。

午後の遅い時間帯、いつもは待合室の席に多く人が居るのにこの日は空いていました。手持ちのブザーが鳴って診察室へ入りました。コロナ禍が続くなかいつものように完全感染防備姿でフェースシールドをした先生から内視鏡の診察を受けて「特に問題なし」と聞いて毎回安心して帰るのですが、ちょっとだけお別れのごあいさつ。「今日まで元気で生きてこられたのも先生のお蔭です。」最後にこれまでのお礼をお伝えしました。

そしたら「峯島さんの明るさに僕も助けられましたよ」とフェースシールドの奥から微かな笑顔が見れました。最後にこんな会話ができてよかった。

先生に感謝をして診察室のドアを閉めお別れをしました。