満月

マンションのベランダからくっきりお月様が見れた日。思わずほろほろ涙が頬を伝わってきました。

亡くなったルイくんを想う気持ちより家のなかがガラーンと静かで気配がない寂しさの方が強かったかもしれません。しばらく窓を全開にして足を伸ばして空を仰ぎました。

先日約10年ぶりにマノンちゃんとルイくんを授けてくださった和歌山県紀の川のブリーダーさんへ電話をしました。ルイくんの最後の抱っこを続けた3日間の話をすると、「お産でもそういう猫はいるんですよ。安心するんですね」と、生まれるときと最後を迎えるとき「ルイくんも最後は思いっきり甘えて安心したと思いますよ」耳元から伝わってきた救いの言葉を聞いてこころがちょっぴり落ち着いてきました。やっぱりブリーダーさんに電話をしてよかった。

一緒に出入りしていた洗面所のドアを少し開けておくクセはなかなか直らない。14年過ごした温もりの証。