2023年スタート

2023年01月02日

明けましておめでとうございます。昨年末は実家の両親が上京してベートーヴェン:交響曲第九をサントリーホールで鑑賞。コンサートホールの空気感、生演奏の迫力と感動はやはり会場にしか味わえないものだと改めて感じることができました。両親とそのまま一緒に1年ぶりに帰省をし新年を新潟で迎えました。

毎年お友だちのYukaさんが縮緬で一針一針作ってくださる干支のうさぎさんをカバンに詰めて帰り、お正月飾りにいたしました。

越後のお雑煮は鶏肉、鮭、牛蒡、大根、人参、長葱、豆腐、三つ葉、イクラ、そして我が家は蕨を入れて柚子を添えます。お正月用の華やかな食器や塗物を食器棚から取り出してお料理を盛りつけました。弟家族と新しく家族の一員になったシーズー犬のミルクも一緒に賑やかな元旦を過ごしました。

昨年のDIARYを振り返ると栗原はるみさんの深夜便を聴いた母が、何としてもはるみさんのInstagramが見たい、ということで父の使用していたタブレットから見られるようにセットアップしたとありました。あれから1年、毎朝更新するはるみさんのInstagramをサクサク楽しめるようになった母。80の手習いでハヒフヘホ調に褒めて段々と上手になってしまった。一年後の素直な感想です。

新年は録画していた昭和の名脇役として知られる沢村貞子さんが26年半毎日続けられた「365日の献立日記」”大みそか特集編”を見ました。料理担当の飯島奈美さんの指はふっくらして、美しい手仕事と調理過程、天丼、そば、チャーシュー麺どれもおいしそう!TVを見ていた父と「食べたい~」と唸ってしまいました。

番組の最後のほうに道具の包丁についての話題になりました。包丁の研ぎ方ってこれまで自己流でした。(一応砥石は持っています)研ぐには刃の角度と番手が重要で、コイン1枚ほど浮かして番手ごと10回づつ、最後は新聞紙を使って刃を整える。さっそく父が挑戦して翌日は野菜の千切りが気持ちよ~く大活躍でした。何でも興味を持ってやってみることですね。

スキルアップした母と包丁の研ぎ方をトライした父ですが、まだまだ知的好奇心は健在のようです。

私のマイペースなDIARYも初更新。2023年がスタートしました。

季節に寄り添った小さな茶ノ会は集う方々と大切な時間を共に、ベランダ日記、日々のこと、毎日の暮らしを丁寧に。

本年もよろしくお願い申し上げます。

峯島朋子