2023青葉の茶ノ会を終えて(5/21)

2023年05月21日

暦のうえでは小満を迎え、いのちが次第に満ち満ちていくころ。植物も虫や鳥たちも日を浴びて輝く季節です。今日は青葉の茶ノ会を無事に終了しました。皆さまありがとうございました。

2ヶ月に一回のリズムで季節に寄り添った小さな茶ノ会をひらいています。普段忙しい日常から少し離れてリセットする時間。茶の湯の時間が自分自身”初期化”するとおっしゃる方もいて、それぞれの方が何がしかの目的があるようです。有難いなと思うのと同時にこの私も同じなのです。

5月は新茶のシーズン、お稽古のはじめに一番茶について、抹茶の違いについてなどお茶にまつわるお話をしました。

茶花は令法(リョウブ)、蛍袋、山紫陽花を水差しに。令法は穂状に白い小さな花が咲き涼やかです。

お菓子は邑堂さんの青楓、幾重もの緑色のグラデーションが美しい和菓子。口のなかでほどけるやわらか寒天で抹茶あんみつをお作りしました。少し蒸し暑い季節になると寒天ベースのお菓子が食べたくなります。多良間島黒糖を使った黒蜜をかけて頂きました。

今月8日から新型コロナウイルスが5類感染症へ移行し、振り返ってみるとお茶との向き合い方が変わりました。心を通わす茶の湯の時間、オンラインもいいけれど、人と会って集う時間、お茶を通して人とのご縁を大切に思うようになりました。

次回は7月23日、夏の茶ノ会を予定しております。

お茶:松の白(柳桜園)お菓子:青楓(邑堂))抹茶あんみつ(手製)