新潟・夏の帰省2023
8月6日~10日まで新潟へ帰省しました。台風の影響でフェーン現象、上越新幹線「燕三条駅」に着いたときは38度、「東京より暑い!」が第一声でした。
今回は実家から車で20分ほどの岩室温泉ゆめやへ両親と3人で訪ねました。岩室温泉は江戸時代より三百余年の歴史がある温泉地。母の生まれ育った地でもあります。生前、祖母が元気だったころはよく遊びにいきました。近くには弥彦神社、日本海の海岸線へもすぐに行くことができます。
ゆめやさんは麓から少し奥まった立地に、11室だけの小さなお宿です。たくさんの樹々に囲まれ小径があって季節の草花を楽しむことができます。著莪の里としても知られ、庭のあちこちに艶々した葉がたくさん群生していました。
大きな樹木は鳥たちの格好の場所。宿には「ことり葉」の小さな部屋がありバードウォッチングや読書を楽しむことができます。
飾り棚や床の間には季節の香合や野の花がさりげなく飾られていました。ちょうど籐の吊花入れにはヤマゴボウの花が楚々と活けてありました。
温泉は自家源泉かけ流し、小さな宿は他の客人と重なることなくゆっくり湯につかり日常から離れて寛ぐことができました。
夏の新潟と聞けば枝豆と十全茄子。夕食は新鮮な岩牡蠣をいただいて海のもの、山のもの地元の食材を小さなポーションで味わいました。多く食べられなくなった年配にはうれしい心遣いです。
この春に父が緑内障の手術をして心配をしていましたが元気な様子。大好きなゴルフも復活(暑い期間はお休みですが)。母は週2回の水泳を欠かさず続けていて二人とも元気だったのが何よりでした。
連日のフェーン現象で38~39度という厳しい暑さ、今回はひたすら籠っている帰省でしたが母の作る普段の朝食をしみじみ味わって、時間軸がゆっくり流れ、心身ともにリフレッシュして東京へ戻ってきました。
少し早い夏休み