2024炉開きの茶ノ会を終えて(11/24)
2024年11月27日
20世紀最大と称されるピアニスト・リヒテルの「世界でも通用するような建物を」という言葉を活かし、作曲家・武満徹の助言をもとに、建築家・吉村順三の設計で誕生した八ヶ岳高原音楽堂へ約30年ぶりに訪れました。
八ヶ岳高原サロン「柏木広樹チェロ・コンサート」が行われ、ピアノの光田健一さんとの「ななつ星in九州」のテーマ曲はステージ奥の大きな雲の背景とファンタジスタな演奏が重なり感動しました。
音楽会を楽しんだ後、ロッジまで高原の遊歩道を歩いて豊かな森を満喫。ピンク色のシモツケがたくさん咲いていて白樺林のなかでルリビタキの歌声が響いていました。森の向こうに動くもの・・・二ホンジカと目が合ってまったく驚く様子もなく見つめ合う。しばらくして森の中へ走り去っていきました。
八ヶ岳高原ロッジは見事なカラマツ並木が続くアプローチからはじまります。天然木の大きな梁や柱が印象的で低層の68室しかないクラシカルなホテルです。近くのヒュッテはハーフティンバー様式の建物で森の景色に溶け込んでいました。
気温も20度。都会を離れてゆっくり自然のなかで過ごした高原の休日。落ち着いた時間を過ごしたい方にはおすすめいたします。