2025炉開きの茶ノ会を終えて(11/23)
2025年11月24日
11月、茶道では風炉から炉の季節へと移り変わります。
昨日は、皆さんとご一緒に炉開きのお祝いをしました。
茶室のように本格的に炉を切ることはありませんが、テーブル席の茶の湯では、その心をそっと寄せる形で季節の移ろいを感じています。
今年は二ヶ月に一度のリズムで、季節ごとの小さな茶ノ会を開催できました。一碗のお茶を通して、皆さんと季節を味わい、ゆっくりと心を整える時間を持てたことが何よりのよろこびです。
一年を通して利休七則を学び、
その教えが現代の暮らしにも応用できることを皆さんと一緒に考えてきました。
時を経てなお通じる深い智慧は、今の時代にこそ必要とされているのかもしれません。
デジタルやAIで便利になった日常の中でこそ、季節を五感で感じるひとときは、私が大切にしたい時間のひとつです。
今年から名称を「季節の小さな茶ノ会リンデ」とあらため、無事に一年を紡いでこられたことに感謝しております。毎回すてきな皆さまとの一期一会に、心より御礼申し上げます。
昨日は、最年長のR子さんのお誕生日もお祝いし、和やかであたたかい一日となりました。
皆が目標にしている、とても素敵なR子さんです。
K子さんからはお庭に咲く野菊や山茶花、名残の小さな草花をお持ち寄りくださり、本当にありがとうございました。
お茶:新茶無上・炉開き抹茶(柳桜園)食事:貝柱おこわ、赤蕪漬け 菓子:亥の子もち、紅玉林檎の檸檬煮(手製)、花:白玉椿、ドウダンツツジ
