2026春の茶ノ会を終えて(3/15)

2026年03月16日

年度の終わり、卒業を迎える季節。昨日はあたたかな陽気の中、春の茶ノ会を無事に終えることができました。お越しいただいた皆さま、ありがとうございました。

前日に近所の花長さんへ出向き、茶花には貝母(ばいも)と早咲きの啓翁(けいおう)桜を選び、
皆さまをお迎えしました。

お茶は1月の旅で出会った京都・南山城村茶屋綴さんの宇治抹茶をご用意しました。

季節のお菓子は、桜葉を忍ばせた黄身あんを包んだ外郎の「花筏」。

わらび粉を使ったミルクわらびには、桜の花びらをシロップにして、香りと色を楽しんでいただきました。春のやさしい彩りを添えたお菓子たちです。

今年は、川口葉子さんの『本のお茶』にある言葉を、お稽古の中で味わっています。
昨日は第二章「お茶の歴史」。

中国・唐の時代に「茶」という文字が生まれ、絵画や音楽と同じように、お茶にもそれぞれの時代と流派があります。
唐、宋、明──
それぞれの時代ごとにお茶の味わい方があり、その時代の精神があらわれています。美しい一節を声に出して読んでみました。お茶と一冊の本から、こころが整い、余白が生まれていくようです。

この日は、絹鼠色の無地の袷に、花売り娘の絵柄の入った名古屋帯を合わせてみました。
記録用にパチリ。

昨日は岐阜と高知で桜の開花宣言が出たそうです。

いよいよ桜の季節。東京の開花も、もう間もなくですね。

お茶:宇治抹茶(京都・茶屋綴)、自然栽培釜炒り茶(京都・茶屋綴)
お菓子:花筏(嚴邑堂)、桜わらびもち(手製)、ドライフルーツりんご、いちご(Kajure)
花:貝母、啓翁桜