手仕事の日本を見つめて

2022年09月08日

ご無沙汰しておりました。久しぶりにDIARYの更新。すっかり夜の訪れが早くなり、日増しに夜の虫の音が大きくなってまいりました。

この夏はほんとうに暑い日が続きました。外出せず家の中で過ごす時間が多かった8月です。皆様はいかがお過ごしでしたか。私にとって大きなできごとがひとつありました。電動ミシンを30年ぶりに買い替えました!

ミシンってとても高価なイメージがあって触れないようにしていたのですが・・・調べてみると思ってたよりもポピュラープライス、驚きました。糸通しも自動、下糸のボビンも簡単に入れられるんです。前に使っていたずっーしり重い、テーブルに出すだけで一苦労だったことを思うとミラクル!

最近習い始めた橋本佳子先生の草木染の刺繍、作品がそのままになっていて先生が仮縫いをしてくださった通りに新しいミシンでコトコト・・・ミシン掛けをしました。ファスナーやがま口も縫いつけて、よく見なくても(笑)あちこち曲がったっりしてますけど、世界にひとつ手作りの小物が増えるってうれしいですね。夢中になることPCから離れて子どもにもどれる時間でしょうか。

家にいるときTVは決まった番組、また録画した番組しか見ないのでいつもラジオを聴いています。この夏はNHKカルチャーラジオ「柳宗悦と民藝の100年」を何度も聴きました。13回にわたる柳宗悦の生い立ちから民藝運動の仲間たち、「手仕事」を通して発見していった各地に息づく固有の文化を通して、柳は何を伝えようとしたのか。日本民藝館学芸部長・杉山享司さんのわかりやすく丁寧なお話を何度も聴きながら、新しい発見がいくつもありました。(聴き逃しはまだまだ聴くことができます)

むかし、民芸運動の仲間、英国のバーナード・リーチの足跡を辿る旅でセント・アイブスを訪ねたときの雑誌の切り抜き、懐かしくもう一度読み直してみました。ここはロンドンの近代美術館「テート美術館」の支部「テート・セント・アイブス」があります。海に面した素敵な美術館、モダンなガラス張りの建物、今でも印象に残っています。(©sanjiro Mプラチナサライ・小学館)

先日、日本でも新聞、ネットでトラス英首相が就任とバルモラル城で任命の記事を目にしたばかりでしたが、英王室からエリザベス女王の死去が発表されました。バッキンガム宮殿に市民が続々と集まる中、上空に虹が出てきたという。