秋の茶ノ会を終えて(10/8)

2022年10月09日

稲刈りも終わり、空気がひんやりとして、朝、草木につめたい露のむすぶ頃、10月8日の秋の茶ノ会を無事に終了いたしました。ご参加いただきありがとうございました。

秋明菊が咲き、金木犀が香り、すこしずつ色づいていく山々を想いながら寒露を迎え、前日の大雨から一転、穏やかな秋空のなか、皆さんとの久しぶりの再会をよろこびました。今夜は十三夜、この日は栗のお菓子をご用意しました。

コロナが落ち着き、秋のお茶会に参加される方もいらして、お菓子をとりまわす時のお箸の扱い方を質問され、おはしの右側を上からもって、(右手で)左側を下からもって(左手で)それから右手をお菓子を取りやすいように持ち直します。このちょっとした所作をおぼえると、集まって食事を囲む時など美しい姿に映り、普段の暮らしの中にも役立ちます。

今日の茶花は、秋桜、藤袴、ソバ、ドウダンツツジ、杜鵑、セロシアの秋の花を水指に挿してみました。夜には見えそうで見えない秋の雲間から十三夜の月を見ることができました。

来月のテーブル席での小さな茶ノ会は「口切の茶会」が今年最後の会となります。11月26日を予定しております。

お茶:松の白(柳桜園)菓子:栗きんとん(巖邑堂)、きなこプリン(雅庵)、ブラムリー焼き菓子(手製)