2023秋の茶ノ会を終えて(9/24)

2023年09月24日

秋彼岸の中日を終えて、ようやく空気がひんやりしてきました。窓を開けて風を感じながら今日は秋の茶ノ会を無事に終了しました。皆さまありがとうございました。

茶花は秋桜、吾亦紅、ケイトウ、藤袴、粟、孔雀草を古道具の水次に秋の雰囲気を表現してみました。心地よい風と気温に花たちも安心しているように映りました。お菓子はおはぎ、栗きんとん、ブラムリーアップルの焼き菓子をご用意しました。

今日はうれしい出来事がありました。午前の部にお母様と一緒に小学5年生のKクンが初めて参加してくれました。ごあいさつの時に手渡された小さな紙袋には折り紙で作った黄色と白とブルーのギフトボックスが入っていました。

ワクワクしながら箱の取っ手を引いてみると、ふわふわの綿のなかに折り紙で作った小さな鹿と青楓が入っていました。 一枚の折り紙から体調約6センチの鹿には立派な角も折りこんであってびっくりしました。

さっそく今日のお稽古のお飾りに。Kクンの優しい気持ちはオリジナルの最高のおもてなしと感じました。

「暑さ寒さも彼岸まで」というように、日常的に使われている言葉ですが、春の彼岸と秋の彼岸についてを少しお話をしながら意味や由来を皆さんと一緒に考えてみました。

お彼岸にすることはご供養と修行の2つ。ご供養はお墓参りをしたり、お仏壇をきれいにすることです。修行ときくとちょっとハードルが高いと感じてしまいますが、一度立ち止まって自分自身を見直してみる時間。振り返る、後半3ヶ月を描いてみる、彼岸明けまで心穏やかに考え過ごしてみたいと思います。

本日もすてきな一期一会に感謝いたします。

お茶:松の白(柳桜園)菓子:栗きんとん( 巖邑堂)おはぎ、ブラムリー焼き菓子(手製)花:秋桜、吾亦紅、ケイトウ、藤袴、粟、孔雀草、ドウダンツツジ