小さなことができた

9月に入ってからも、澄んだ秋空の日は少なく、曇りや雨の日が続いていましたが、週末の今日は午後から一瞬ですがお日様が差してきました。
先日、日経新聞の文化欄で「風そよぐ山の手文化財住宅」という村川夏子さんの記事を目にしました。
文化面の中でも「住」をテーマにした記事には興味がわきます。
今年で築115年になる「村川家住宅」。東京都文京区目白台に建つ、洋館付きの日本家屋です。東京の震災や戦災を乗り越えた家を、三代にわたって受け継いできたとあります。
村川家住宅は1911年、夏子さんの祖父で、東京帝大(現東京大)で西洋古代史の教授を務めた村川堅固さんが建てたそうです。三代にわたって一つの家に住み続けるというのも、今では珍しいことです。
設計には、当時の欧州留学の経験が反映されていて、「我が家は住食衣主義」が信条だったそう。
ふつう言われる「衣食住」とは順序が逆です。でも、言われてみれば私もそうだわ!と妙に重なるものがあり、ぐっと親しみがわいて記事を読み進めました。
新しいものを手に入れることとはまた違って、古いものを維持していくことは、それはそれで大変なことです。お父様が亡くなられたのがバブル期で、相続税への対応にも苦慮されながら、なんとか家を残すことができたそうです。
夏子さんの、
「古家は生き物だ。何かと世話が要るからこそ、住み込んで付き合うに値する」
という言葉も心に残りました。
毎秋、東京都主催の「東京文化財ウィーク」にあわせて、ご自宅とお庭を公開しているそうです。
さっそく申し込みサイトから応募しました。抽選が当たりますように♪
こんなふうに、どこかへ出かけてみたいと思う気持ちも、少しずつ増してきました。
今日は気持ちと体力のタイミングが合って、お風呂と台所のコンロをピカピカに磨きスッキリ。
そんな小さなことができるようになって、少しずつ日常が戻ってきたように感じます。
久しぶりにお友だちも訪ねてきてくれて、お庭の仙人草と無花果を持ってきてくれました。秋は、こんな小さな嬉しいことから始まっています。
